![(blowinthewind.net)](http://wondertrip.jp/wp-content/uploads/2014/09/1-3.jpg)
三重県熊野市紀和町にある丸山千枚田は、千枚田という名前を大きく上回る1,340枚に及ぶ棚田群です。
標高90mから250mまでの、高低差160mにわたって段々に広がる棚田は、目の前にするとまさに圧巻。
![(www.mie-aruki.com)](http://wondertrip.jp/wp-content/uploads/2014/09/2-5.jpg)
1枚がわずか0.5平方メートルしかない可愛らしいサイズの棚田から、雄大なたたずまいを見せる大きなものまで、大小さまざまな棚田が組み合わされた様はとても芸術的です。
なだらかな斜面に日が差せば、いっせいに芽吹くかのような眩しい緑が鮮やかな色彩を称えます。
![(www.flickr.com)](http://wondertrip.jp/wp-content/uploads/2014/09/3-4.jpg)
日の当たり具合によって、水面のキラキラとした光の反射や色合いなどが微妙に変化するため、しばらく眺めていてもまったく飽きることがありません。
いつまででもここにいたくなる、そんなくつろぎの時間がゆったりと流れる場所です。
![(blowinthewind.net)](http://wondertrip.jp/wp-content/uploads/2014/09/4-4.jpg)
丸山千枚田は車で回ることもでき、棚田と棚田の間をくねくねと縫うように走るドライブもなかなか乙なもの。
オートキャンプ場も車ですぐのところにあるため、丸山千枚田を訪れた日はそのまま夜まで大自然を満喫するのも良いですね。
![(blog-imgs-81.fc2.com)](http://wondertrip.jp/wp-content/uploads/2014/09/5-4.jpg)
棚田という性質上、農業用の機械を入れることがなかなか難しいということもあって、丸山千枚田での農作業は現在でも人の手によるものが主流です。
そうして昔ながらのスタイルを継承していくことは容易なことではありませんが、丸山千枚田のある熊野市では、1994年に千枚田を後世まで守り続けるための条例を制定しました。
![(livedoor.blogimg.jp)](http://wondertrip.jp/wp-content/uploads/2014/09/6-3.jpg)
どれだけ歴史が流れても、日本古来の農耕文化の原点ともいえる千枚田を、いつまでもそのままの姿で残し続けることが現在の私たちにできるささやかな未来への贈り物となるのかもしれません。
「日本人でよかったー!」と思わずにはいられない、身体の芯から癒される光景がここには広がっているのです。
![(pds.exblog.jp)](http://wondertrip.jp/wp-content/uploads/2014/09/7-2.jpg)
世界遺産である熊野古道や山の上にある見晴らし台からは、丸山千枚田の全景を臨むことができます。
日本人に生まれたからには、誰もが1度は訪れておきたい名所です。
さあ、旅へ出かけよう
JR熊野市駅から車でおよそ30分。
国道42号線から熊野市に入り、有馬町立石の信号を右折した後、国道311号線をまっすぐ進みます。
風伝トンネルを越えたところで右折してそこから10分で丸山千枚田に到着です。
国道42号線から熊野市に入り、有馬町立石の信号を右折した後、国道311号線をまっすぐ進みます。
風伝トンネルを越えたところで右折してそこから10分で丸山千枚田に到着です。